黒 桜

「君達は一体どこに行くのかな?」




目の前の暗闇から男の声が聞こえてきた。



すごい殺気…。
殺されるかもしれない。




「椿さんを返して」




出てきたのは白髪で背が高く、右目に包帯を巻いた男だった。




「もう死んでるとしたらどうするのかな?」




私と総司は刀を取り出して構えた。





「桜女は先に行け!こいつからは嫌なものを感じる」




「わ、わかった…」




私がそう言うと総司と男は刀を交え始めた。



今だ!




私は男の隙を突いたと思った。