黒 桜

「別に?お前には刀なんか抜かせねぇようにしてやりまさぁ」




「わかった。期待してるね」




総司はやっぱりいい人だ…。




「俺が入り口見てくる。待っててくだせぇ」




「気をつけてね」




総司は気配を完璧に消し去って家にゆっくりと向かっていく。

その姿はまるで忍びのようでもあった。




椿さん…必ず助けに行きます。
総司と二人で。




あれから数分して総司の合図で私は動き始めた。





「思ったよりも中が広い。声は数人しか聞こえないからいけるかもしれない…」




「椿さんは地下と言ったところ…か」




椿さん…どうか無事ていてください。
でもまあ、あの人の性格上、私なんかに助けられても嬉しくはないよな…。