「どうして喜ぶ事が出来るの!? あの力は世界を壊したかもしれないのに!」
「世界が壊れることなど、竜人族には関係のないことです。私たち竜人族の最大の目的は、もう一度魔人族に仕えることなのですから」
「……それが、あなた達の目的……」
ザハラは私の言葉に苦笑すると空を仰いだ。
「エーデルは言っていました。私たちは、あのお方をお守りする事が出来なかったと」
「……あのお方?」
「あのお方は、心から人間族を愛していたそうです。ですから我々は、人間族を滅ぼす事が出来ず戦争に敗北した。そしてもう一度、魔人族に仕えるという悲願を果たすために、エアが与えた領土を捨てこの地で子孫を残し、ずっと生き残った魔人族を探していました」
その言葉に私は顔を伏せて言う。
「それが……私なんだね」
ああ……やっぱり私は魔人族なんだね。
私はお父様とお母様の本当の子供じゃなかったんだ。
でも……それだとしたら、納得の行かない事がたくさんある!
魔人族は何百年も前に人間族に滅ぼされた。
それだと言うのに、どうして私はあの屋敷で育ったの? どうして私だけが生き残ったの?
もしかして私は……何か大切な事を見落としているんじゃないの?
「……悪いけど、私は竜人族の悲願とか、魔人王と光の巫女の約束とか、そんな物には興味がないの。だから、私はあなたとは戦わない」
そう、自分の事を知らない内にこの人たちの戦いに巻き込まれるわけにはいかない。
今は一刻も早くアレスたちを助けに行かないと!
「……そう言うと思っていました。なので、こちらであなたが戦わざるを得ない状況を作りました」
「……えっ」
ザハラが指を鳴らした瞬間、何かのカラクリのスイッチが入る。
下から何かが上がって来るのが見えた時、私は目を見張る。
「な……なんで」
「世界が壊れることなど、竜人族には関係のないことです。私たち竜人族の最大の目的は、もう一度魔人族に仕えることなのですから」
「……それが、あなた達の目的……」
ザハラは私の言葉に苦笑すると空を仰いだ。
「エーデルは言っていました。私たちは、あのお方をお守りする事が出来なかったと」
「……あのお方?」
「あのお方は、心から人間族を愛していたそうです。ですから我々は、人間族を滅ぼす事が出来ず戦争に敗北した。そしてもう一度、魔人族に仕えるという悲願を果たすために、エアが与えた領土を捨てこの地で子孫を残し、ずっと生き残った魔人族を探していました」
その言葉に私は顔を伏せて言う。
「それが……私なんだね」
ああ……やっぱり私は魔人族なんだね。
私はお父様とお母様の本当の子供じゃなかったんだ。
でも……それだとしたら、納得の行かない事がたくさんある!
魔人族は何百年も前に人間族に滅ぼされた。
それだと言うのに、どうして私はあの屋敷で育ったの? どうして私だけが生き残ったの?
もしかして私は……何か大切な事を見落としているんじゃないの?
「……悪いけど、私は竜人族の悲願とか、魔人王と光の巫女の約束とか、そんな物には興味がないの。だから、私はあなたとは戦わない」
そう、自分の事を知らない内にこの人たちの戦いに巻き込まれるわけにはいかない。
今は一刻も早くアレスたちを助けに行かないと!
「……そう言うと思っていました。なので、こちらであなたが戦わざるを得ない状況を作りました」
「……えっ」
ザハラが指を鳴らした瞬間、何かのカラクリのスイッチが入る。
下から何かが上がって来るのが見えた時、私は目を見張る。
「な……なんで」



