戒「へー。あんたら5人で充分ってわけ。
  俺も舐められたもんだね。」



視線の先にいたのは、5人だけだった。



葵「俺らは、ただ話に来ただけだ。
  クラスメイトの「野々宮戒」と。」



戒の目を真っ直ぐに捉え視線を外さない。



戒「そういうのが、甘ちゃんだって言ってんだ」




奏太「5年前のアゲハ事件。復讐なんて
   したところで。アゲハは喜ぶのか?」



復讐「なんて」か。その言葉を聞いて
何故か興奮するどころか、段々と冷静に…いや感情が冷たく暗い底へと沈むような
感覚になっていた。