約束の時間、 彼女は非女の魔力に包まれて、鏡から飛び出してきた。 いや、正確には倒れ込んできた。 とっさに受け止めた彼女をまじまじと見て思った。 ………寝てる? 何かの罠か、本当に寝ているのか分からなかった。揺さぶって見るが起きない。 『………おいおい』 気後れがした。 この瞬間、俺は彼女を殺すことができただろう。 無防備な寝顔、強く抱きしめれば折れるほどの華奢な身体。 だがミステリアスな白銀の髪に一筋見える金色の髪。 彼女は間違えなく シュティ・レヴィアだ___。