あの頃の私なら追いつかれていたけど、今は違う。 だって鍛えたんだもん。 疲れているとはいえ、ついてこれないでしょ、あのおじさん! などと考えながら走っていたらさすがに疲れてきた。 いや、元から疲れてはいたんだけれど、もう我慢の出来ないくらいの疲れが襲ってくる。 こんなに走ったなら、もう大丈夫かな? 振り返ると案の定さっきの男はいなくなっていた。 ああ、よかった…。 でも走ったせいで足ががくがくする。 頭もぼーっとしてきた。 私はそのまま地面に倒れこんだ。