浅葱色の妖


私が皿を持っていくだけの隊士を見ておかしなことを考えているといつの間にかたくさんあった皿はひとつ残らず運び終わっていた。





「まあ、これで夕餉まで仕事はないし、ゆっくりできるで」






そう言って、お春さんが私の手に何かを乗せた。






何かと思って自分の手を見ると、そこにあったのはお金だった。






どうして突然お金を?






そう思って顔をあげると、お春さんはにこにこと笑っていた。





「あんた、いつも男の着物着とるやろ。街にでも行ってちゃんとした女の着物買ってきいや」






「お春さん…!ありがとうございます!」