私達は1年5組とかいてある下駄箱に向かう。 上履きをはいていたら、聞いたことのある声が聞こえた。 早紀先輩だ。 早紀先輩は私達と同じ小学校で、いつも昼休みに遊んでくれた。 「あ!早紀先輩!」 私より先に気がついた香奈が声をかけた。 「香奈と美羽じゃん!おはよう!」 「早紀先輩、私達同じクラスになったんですよ!」 私もうなずく。 「そうなんだ!よかったじゃん。何組なの?」 「1年5組です!」 私は笑顔で答えた。 でも…いきなり早紀先輩の顔は暗くなった。