「両親が今度こそやっと
認めてくれたのよウフッ」


そこへ健二くんが現れた
「あっ!健二くーん」
健二くんの姿を見て
話途中なくせに追いかけて行った。


「来たのか?」


なんてみんないるのに
典子さんに声かけてる。


「彼女ですか?綺麗な人ですね」


なんて同僚に言われてる。


あたしたちの事を知ってた人は
あたしの顔を見る。


つらくない
振られたわけでもない
嫌いだと言われたわけでもない。


ただ付き合ってた事実が
なかった事になってるだけ・・・。


結婚するなら
わすれよう。


健二くんがそれで幸せになるんだったら



二股かけられてたなんて
信じられない
だけどそれが真実ならば
もう忘れる!
それしかないと思ってる。


あたしとは恋愛してたとは
思えないと言われたし。