「そーです」
そうです・・・か。
「ずーと付き合ってたの?
その彼女と」
「ずっと?と聞かれたら
そこら辺は曖昧なんでけどね
でも彼女といると
落ち着くというか
安心できるんですよね
それに彼女には迷惑かけたわけだし
一生残るキズを負わせたし
責任取らないとね」
健二は照れ笑い
あたしはずっと涙をこらえてた。
「聞くけど葉月の事は?」
「浜田さん?
ああ昨日も来てくれたよね」
「もしもしもだよ 葉月が
健二くんと付き合ってると
言ったらどうする?」
「アハハないね!
浜田さんとは恋愛してたとは
思えないんだよね
まさか浜田さんがオレのこと
好きだったとか?
そっか つきまとってたとか
ってうちの彼女が言ってたよね」
「健二くん!!!
あのねぇ!」
カナさんは怒って何か言おうとしたが
恋愛してたとは思えない。。。
つきまとう。。。そう言われて
あたしはもうダメだと思った。
宮本婦長さんが
焦ってはダメだと言った
そのことを思い出した。
ここで 無理に言っても空回りするだけ。
「そうだよカナさん!
あたしと恋愛なんて・・・・・
する・・・わけないよ・・・
あたしちょっと先に出るね」
上手く言えたかな?
涙出てなかったかな?



