もう一度恋して




「信じる・・・」


あたしが信じると言ったから
少し不機嫌になっていた健二くんの様子が変わった。


「ヨシ!
今日はうちに直行しようか」


と 頭をグシャグシャとする
子ども扱い。


「ちょっとやめてよ ヘアが乱れるじゃない」


と 言いつつも
あたしの顔はにやけてた。


良かった~
あのとき逆ギレしてなくて・・・
喧嘩に発展していたかも
留まって良かった。


「何がうちに直行しようかだよ
暑いわね~一層のこと一緒に暮らせばいいのに」


あっ!カナさんが見てたんだ・・・。


「カナさんっていいところで現れますよね」


「いいところで現れるんじゃなくて
あたしが居る前でイチャついてんのはどっち?
もっと周りを確認してよね」



「あははどーも」


なんて話してた。