もう一度恋して

着いたのは３階建の
マンション前の駐車場。


「降りて」


えっ？
こんなところで降ろされても・・・
あたし土地勘ないから困る。


「ここはどこか　
わかんないから降りない」


「じゃー　ずっとここに居ろ」


と　荷物を持って
車から出て行く健二くん。


慌ててあたしも降りて後をついて降りた
そこは健二のアパートだったのだ。


「えっ？えっ？」
戸惑うあたしに


「入れば？」


と　無愛想なまま言った。


「あっ・・・はい」