「オレのこと?
オレのことなら大丈夫
今月働き過ぎだし
たまには休日に休みたいし」
休日休み取ったなら
あたしたちじゃなくても
彼女さんとか誘えばいいのに!!
母さんたら余計な事を言ったわね!!!
あたしが『うん』と言わないと
向こうは引き下がる様子は無い。
「わかったお願いします・・・」
と言いつつもホントは嬉しかった
素直には言えないけど
こんな夢のようなこと
絶対ないと思ってたから。
「弁当作ってくれる?」
「弁当?」
「動物園と言ったら弁当持参だろう?」
「・・・うん・・・分かった」
健二くんの普通の対応に戸惑ってた。
先日4年ぶりの再会をしたばかりなのに
ずっと会ってた雰囲気。
母に『余計なことしたわね』と
少し怒った口調で言うと
『あら?イケなかった?
ホントは嬉しいくせに』と
突っ込まれ言い返せないあたし・・・。
楓はとても楽しみにしている様子で
あたしは弁当のメニューを
ひそかに考えてる。



