「ここにしようか?
美味いって噂のお店だから」
シャレた店内
たくさんのお客さんで
繁盛しているようだ。


タイミングが良かったのか 
待たずに座ることができた。


「いらっしゃいませ」


すごくスタイルが良くて
可愛い定員さんがお冷を持ってきた。


「あれ?健二?」


メニュー表を見ていた健二くんは
店員さんを初めて見上げた。


「あっ!!!典子???」


健二 典子と呼び合う
どうも この2人
知り合いのようだ。


「久しぶりだね」


「おう 元気そうだな 
ここで働いてたのか?」


「そうなのよ~
結局なんだかんだって
フリータになっちゃった・・・
みたいな?ハハハ」


「じゃー 専門は?」


「退学しちゃったの」


「そっかぁ」


あたしのわからないことばかりの会話が
目の前で繰り広げられている。