「あたし仕事辞めてここへ帰ろうかな?」 「どーしたの? 別れたから顔が合わせずらいの?」 「ううん それはないけど あのね あたし赤ちゃんが出来たんだ」 母は飲んでたお茶を吹いた。 それからはいつも 穏やかな母とは違って 怒ってばかりだった 。 『産んでどうするの?』 『父親のいない子にする気?』 『相手に会わせなさい』 あたしが返事をする間なく言われ放題 そこに運悪く父が帰ってきた。 父は『おろせ』の一点張り あたしの話なんて聞いてはくれない。