「や、やめてくれ! ……頼むから!」
「ならば言うがよい。永久の身になにが起こった?」
「け、決して当主様の身に、危険が及んでいるわけではない!」
「それホントなの!? 適当にウソ言ってんじゃないでしょうね!?」
「本当に、本当なのだ! だからどうか信じてくれぇ!」
必死の涙声に、嘘の気配はない。
セバスチャンさんが、襟を締め上げている手を緩めて男を床に下ろし、凍雨君が術を解除する。
あたしも門川君が危険なわけじゃないと知って、ちょっとだけホッとした。
けど、だからって無罪放免するわけにはいかないからね!
「それだけじゃ、なにもわかんない。詳しい事情を教えて」
「…………」
話が核心に近づいたとたんに、またこうして黙り込んでしまう。
うえぇい、イライラするぅー! お前ら鼻水啜ってるヒマがあるなら、スパッと男らしく言わんかい!
「ならば言うがよい。永久の身になにが起こった?」
「け、決して当主様の身に、危険が及んでいるわけではない!」
「それホントなの!? 適当にウソ言ってんじゃないでしょうね!?」
「本当に、本当なのだ! だからどうか信じてくれぇ!」
必死の涙声に、嘘の気配はない。
セバスチャンさんが、襟を締め上げている手を緩めて男を床に下ろし、凍雨君が術を解除する。
あたしも門川君が危険なわけじゃないと知って、ちょっとだけホッとした。
けど、だからって無罪放免するわけにはいかないからね!
「それだけじゃ、なにもわかんない。詳しい事情を教えて」
「…………」
話が核心に近づいたとたんに、またこうして黙り込んでしまう。
うえぇい、イライラするぅー! お前ら鼻水啜ってるヒマがあるなら、スパッと男らしく言わんかい!


