しま子の願いは、形を変えてあたしの中で生きている。
それはしま子自身が決して希望を見失うことなく、命を賭けてあたしを守り続けてくれたからだ。
願いは、それがどんなに細い道であったとしても未来へと続く道。
どうあっても譲れない願いがあって、それを叶えるための希望が、ほんのわずかでも存在しているのなら……。
「これはもう、つかみ取るしかないでしょ?」
あたしは、ゆっくりと立ち上がった。
そして胸を張り、門川君の術陣から一歩、力を込めて足を前に踏み出す。
「こ、小娘……」
血の泡を吹く絹糸の口から、苦しそうな声がもれた。
苦痛に歪む表情と目が、すがるようにあたしを見ている。
初めて見るそんな頼りない表情の絹糸に、あたしはニヤッと笑って見せた。
「あたしにドーンと任せて……とは、正直言えない。けど、やってみるよ」
「ど、どうするつもりじゃ? 相手は、死なぬ古代種じ。お前の滅火の炎をもってしても……ゴフッ!」
強く咳き込んだひょうしに、絹糸の口から血の飛沫がドバッと飛び出て床を汚した。
「絹糸!」
「ゴフッ、ゴフッ! グウゥ……」
さっきまでよりも九尾の骨が深く体内に入り込んでいて、絹糸は目を剥いて苦しんでいる。
セバスチャンさんが必死になって九尾の動きを抑えているけど、もう限界なんだ!
一刻の猶予もない。崖っぷちギリギリの戦況をひっくり返すためには、子猫ちゃんを復活させなきゃならない。
そしてその、わずかな可能性を持っているのは、あたし。
ハッキリ言ってあたしが敵を倒せる可能性なんて未知数だけど、やるしかないなら、やるぜ。
なんせリーダー直々の至上命令だしね!
それはしま子自身が決して希望を見失うことなく、命を賭けてあたしを守り続けてくれたからだ。
願いは、それがどんなに細い道であったとしても未来へと続く道。
どうあっても譲れない願いがあって、それを叶えるための希望が、ほんのわずかでも存在しているのなら……。
「これはもう、つかみ取るしかないでしょ?」
あたしは、ゆっくりと立ち上がった。
そして胸を張り、門川君の術陣から一歩、力を込めて足を前に踏み出す。
「こ、小娘……」
血の泡を吹く絹糸の口から、苦しそうな声がもれた。
苦痛に歪む表情と目が、すがるようにあたしを見ている。
初めて見るそんな頼りない表情の絹糸に、あたしはニヤッと笑って見せた。
「あたしにドーンと任せて……とは、正直言えない。けど、やってみるよ」
「ど、どうするつもりじゃ? 相手は、死なぬ古代種じ。お前の滅火の炎をもってしても……ゴフッ!」
強く咳き込んだひょうしに、絹糸の口から血の飛沫がドバッと飛び出て床を汚した。
「絹糸!」
「ゴフッ、ゴフッ! グウゥ……」
さっきまでよりも九尾の骨が深く体内に入り込んでいて、絹糸は目を剥いて苦しんでいる。
セバスチャンさんが必死になって九尾の動きを抑えているけど、もう限界なんだ!
一刻の猶予もない。崖っぷちギリギリの戦況をひっくり返すためには、子猫ちゃんを復活させなきゃならない。
そしてその、わずかな可能性を持っているのは、あたし。
ハッキリ言ってあたしが敵を倒せる可能性なんて未知数だけど、やるしかないなら、やるぜ。
なんせリーダー直々の至上命令だしね!


