「こらー! お前らぁ! そんな集団イジメみたいな卑怯なマネするんじゃない!」
男なら正々堂々、一対一で戦え!
……あ、ひょっとしてあいつら、メスか?
だとしたらますますヤバイ! 女の集団ほど厄介な物はないんだから!
こうなったらあたしが加勢して……!
―― ホギャア、ホギャア……
とつぜん、九尾の頭部を飾る赤ん坊たちが一斉に泣き声を上げた。
その声は奇妙に韻に籠っていて、まるでエコーのように広がりながら空間全体を重々しく包み込んでしまう。
その不快な音響に思わず眉をひそめたら、ヒザが急にガクンと崩れてしまった。
そのまま、正座するみたいにヘナヘナと氷の床に座り込んでしまう。
あ、あれ? どうしたんだ? なんだか足に力が入らない。
―― ホギャアァ、ホギャアァ……
泣き声がゆっくりとあたしの耳から入り込み、全身を覆っていく。
ますます足腰から力が抜けていって、もう体を支えていることすら辛い。
普通に正座するのもやっとで、あたしはタコみたいにグネグネと上体を揺らしながらアセッた。
な、なんだこれ? あたし、どうなっちゃってるの?
勝手にどんどん力が抜けていく。それにつれて戦闘意欲すらも薄められていく気がする。
ついに床の上にクタリと身を横たえながら、あたしはようやくこの現象のからくりを悟った。
……あぁ、そうか。そういうことか。
『戦闘意欲の排除』
それが、この九尾の異形の持つ能力なんだ。
男なら正々堂々、一対一で戦え!
……あ、ひょっとしてあいつら、メスか?
だとしたらますますヤバイ! 女の集団ほど厄介な物はないんだから!
こうなったらあたしが加勢して……!
―― ホギャア、ホギャア……
とつぜん、九尾の頭部を飾る赤ん坊たちが一斉に泣き声を上げた。
その声は奇妙に韻に籠っていて、まるでエコーのように広がりながら空間全体を重々しく包み込んでしまう。
その不快な音響に思わず眉をひそめたら、ヒザが急にガクンと崩れてしまった。
そのまま、正座するみたいにヘナヘナと氷の床に座り込んでしまう。
あ、あれ? どうしたんだ? なんだか足に力が入らない。
―― ホギャアァ、ホギャアァ……
泣き声がゆっくりとあたしの耳から入り込み、全身を覆っていく。
ますます足腰から力が抜けていって、もう体を支えていることすら辛い。
普通に正座するのもやっとで、あたしはタコみたいにグネグネと上体を揺らしながらアセッた。
な、なんだこれ? あたし、どうなっちゃってるの?
勝手にどんどん力が抜けていく。それにつれて戦闘意欲すらも薄められていく気がする。
ついに床の上にクタリと身を横たえながら、あたしはようやくこの現象のからくりを悟った。
……あぁ、そうか。そういうことか。
『戦闘意欲の排除』
それが、この九尾の異形の持つ能力なんだ。


