神様修行はじめます! 其の五

 どうせ叶いっこないムダなことに労力を割くより、堅実に利益を追求した方がいいに決まっている。


 そう思っていた。ずっとずっとそう信じて疑わなかった。


 ところが、そんな僕が……


 真っ直ぐな瞳で問いかけてくる、破天荒な少女と出会ってしまったんだ。


『どうして、なにもしないで諦めるの? あなたは自分の本当の願いに向かって、その手を伸ばさないでいいの?』


 天内 里緒。


 キミは、誰もが腫れ物に触るように扱う『僕』という存在に、堂々と真正面から向き合ってくれた。