よほど頭にきているのか、気前のいい連続パンチが後頭部にビシバシと降り注ぐ。
「この重傷が治りきらぬ間に、さらに深手を負ってみい! いくら永久の治癒術でも対処しきれぬ! お前はあの世行きじゃ!」
……え? それ、マジ? そんなひどいの?
絹糸の連打を頭に受けながら、門川君に目でそう問いかけたら、すごい形相で怒鳴りつけられた。
「そうだ! キミはどう思っているか知らないが、僕は神様じゃないんだよ! キミが死んだら生き返らせることはできない!」
神様だなんて思ってないよ。バケモノだとは思ってるけど。
それはともかく、このままだとあたし、速攻で死亡しちゃう確率が高いらしい状況。
「分かったなら、どけ小娘! 戦場で情に溺れ、足を引っ張るでないわ! この未熟者が!」
聞いたことないくらい厳しい声で絹糸に怒鳴られ、一瞬ひるんだけれど、ますますあたしは門川君にギュッと抱き付いた。
……ヘッ、どーせあたしはいつまでたっても未熟モンですよ。えぇ、そーですともさ。
未熟者オッケー! ハンパ者バンザイ!
しょせんあたしは、言われた通りに素直にどくような、賢い人間にはなれないタイプの女なんだよ!
「小娘ぇ! この、痴れ者めがぁ!」
「天内君! いい加減にしろ――!」
よけいに開き直ってしまったあたしを怒鳴りつける、ふたりの声が本気で切羽詰まって……と言うか、もう本気で激昂している。
なんか、ヘタするとしま子よりもあたしの方が先にふたりに殺害されそうな勢いだ。
でも、どかない。……だって、どけないんだよ。
あたしだって分かってる。今ここでどかなかったら、自分がどうなるのかを。
そして逆に、どいてしまったら、その後の自分がどうなるのかも。
一生、後悔し続ける。愛する者を守ることを放棄してしまった自分を許せずに、心の闇に延々と囚われ続けて生きていくことになる。
そんなの地獄だ。そんなのたとえ命があっても、生きているなんて言えない。
だからあたしは、しま子と門川君を守ることを、断固として選ぶんだ!
「この重傷が治りきらぬ間に、さらに深手を負ってみい! いくら永久の治癒術でも対処しきれぬ! お前はあの世行きじゃ!」
……え? それ、マジ? そんなひどいの?
絹糸の連打を頭に受けながら、門川君に目でそう問いかけたら、すごい形相で怒鳴りつけられた。
「そうだ! キミはどう思っているか知らないが、僕は神様じゃないんだよ! キミが死んだら生き返らせることはできない!」
神様だなんて思ってないよ。バケモノだとは思ってるけど。
それはともかく、このままだとあたし、速攻で死亡しちゃう確率が高いらしい状況。
「分かったなら、どけ小娘! 戦場で情に溺れ、足を引っ張るでないわ! この未熟者が!」
聞いたことないくらい厳しい声で絹糸に怒鳴られ、一瞬ひるんだけれど、ますますあたしは門川君にギュッと抱き付いた。
……ヘッ、どーせあたしはいつまでたっても未熟モンですよ。えぇ、そーですともさ。
未熟者オッケー! ハンパ者バンザイ!
しょせんあたしは、言われた通りに素直にどくような、賢い人間にはなれないタイプの女なんだよ!
「小娘ぇ! この、痴れ者めがぁ!」
「天内君! いい加減にしろ――!」
よけいに開き直ってしまったあたしを怒鳴りつける、ふたりの声が本気で切羽詰まって……と言うか、もう本気で激昂している。
なんか、ヘタするとしま子よりもあたしの方が先にふたりに殺害されそうな勢いだ。
でも、どかない。……だって、どけないんだよ。
あたしだって分かってる。今ここでどかなかったら、自分がどうなるのかを。
そして逆に、どいてしまったら、その後の自分がどうなるのかも。
一生、後悔し続ける。愛する者を守ることを放棄してしまった自分を許せずに、心の闇に延々と囚われ続けて生きていくことになる。
そんなの地獄だ。そんなのたとえ命があっても、生きているなんて言えない。
だからあたしは、しま子と門川君を守ることを、断固として選ぶんだ!


