昔、じー様に習った抑え込みの要領だ。
このまま門川君の体に覆い被さって、あたしが盾になっていれば、彼が攻撃を受ける危険はないだろう。
また背後をしま子に襲われたって、門川君の治癒の術が発動している最中なんだから、死んじゃうことはないはずだ。
ふっ、なかなか賢いじゃん、あたし!
「この、極限の愚か者が!」
絹糸の叫び声が聞こえるのと同時に、こちらに突進していたしま子の動きが、なぜかピタリと止まった。
見ればしま子の腰から下が厚い透明な氷でガッツリ覆われて、地面に固定されてしまっている。
凍雨くんの術だ!
「永久! 今のうちに言霊を詠唱せい!」
絹糸がこっちにダダッと駆け寄ってきてヒラリと跳躍し、あたしの頭の上に勢いをつけてドシッと飛び乗った。うげ、重!
「き、絹糸どいて! 重いよ!」
「それはこっちのセリフじゃ! お前こそ一刻も早くどけ!」
「嫌だ! だって守るって決めたんだもん!」
「なにが『守る』じゃ! 安物のサンダルばりに底の浅い考えをしおって!」
頭の上の絹糸が、怒りに任せてあたしの後頭部をバシッと猫パンチした。
「どうせ、『最悪でも死ぬようなことはない』とでも考えておるのじゃろうが! お前は自分で自分の背中の傷を見ておらぬから、そんな気楽なことが言えるんじゃ!」
このまま門川君の体に覆い被さって、あたしが盾になっていれば、彼が攻撃を受ける危険はないだろう。
また背後をしま子に襲われたって、門川君の治癒の術が発動している最中なんだから、死んじゃうことはないはずだ。
ふっ、なかなか賢いじゃん、あたし!
「この、極限の愚か者が!」
絹糸の叫び声が聞こえるのと同時に、こちらに突進していたしま子の動きが、なぜかピタリと止まった。
見ればしま子の腰から下が厚い透明な氷でガッツリ覆われて、地面に固定されてしまっている。
凍雨くんの術だ!
「永久! 今のうちに言霊を詠唱せい!」
絹糸がこっちにダダッと駆け寄ってきてヒラリと跳躍し、あたしの頭の上に勢いをつけてドシッと飛び乗った。うげ、重!
「き、絹糸どいて! 重いよ!」
「それはこっちのセリフじゃ! お前こそ一刻も早くどけ!」
「嫌だ! だって守るって決めたんだもん!」
「なにが『守る』じゃ! 安物のサンダルばりに底の浅い考えをしおって!」
頭の上の絹糸が、怒りに任せてあたしの後頭部をバシッと猫パンチした。
「どうせ、『最悪でも死ぬようなことはない』とでも考えておるのじゃろうが! お前は自分で自分の背中の傷を見ておらぬから、そんな気楽なことが言えるんじゃ!」


