それでも死にかけた体は、まだ指一本動かす気力すら湧かない。
頭から水を浴びたみたいに全身汗グッショリ。涙と鼻水で顔中グシャドロ。
ゼェ、ゼェ……。い、生きてる? あたし、ちゃんと生きてるよね?
「天内君! 天内……!?」
あたしの名を叫ぶ門川君の声に、サッと緊張が走った。
楽になっていく体の症状にホッと息をつくヒマもなく、しま子の猛々しい雄叫びが聞こえてくる。
その声にヤバイ予感を感じたあたしは、必死に両目をこじ開けた。
しま子が咆哮を響かせながら、こっちに向かって突進してくるのが見える。
門川君を守る竜巻が消えて、今が攻撃のチャンスとばかりに攻めてきたんだ!
しま子はあの巨体が信じられないようなスピードで、一気に距離を詰めてくる。
「……やめて、しま子!」
どうにか体を起こそうともがいていると、今度は門川君が片手で印を組み直しているのが見えた。
しま子を攻撃しようとしてるんだ! うわあ、あっちもコッチも、なに人の命懸けの努力をムダにしようとしてんのよ!
「やめて門川君!」
無我夢中であたしは門川君の体に覆い被さり、勢いをつけてドッと地面に押し倒した。
彼の手が、ちょうどあたしたちの体の間に挟まれて印が崩れて、集中しかけていた攻撃の気が消滅していく。
焦った門川君が、あたしの体の下で身じろぎしながら大声で喚いた。
「どきたまえ天内君! キミの体が重すぎて印が組めない!」
「いやだ!」
めっさ失礼なこと言われた気がするけど、どかない!
あたしは門川君の体に両手両足でしがみつき、ガッチリとホールドした。
頭から水を浴びたみたいに全身汗グッショリ。涙と鼻水で顔中グシャドロ。
ゼェ、ゼェ……。い、生きてる? あたし、ちゃんと生きてるよね?
「天内君! 天内……!?」
あたしの名を叫ぶ門川君の声に、サッと緊張が走った。
楽になっていく体の症状にホッと息をつくヒマもなく、しま子の猛々しい雄叫びが聞こえてくる。
その声にヤバイ予感を感じたあたしは、必死に両目をこじ開けた。
しま子が咆哮を響かせながら、こっちに向かって突進してくるのが見える。
門川君を守る竜巻が消えて、今が攻撃のチャンスとばかりに攻めてきたんだ!
しま子はあの巨体が信じられないようなスピードで、一気に距離を詰めてくる。
「……やめて、しま子!」
どうにか体を起こそうともがいていると、今度は門川君が片手で印を組み直しているのが見えた。
しま子を攻撃しようとしてるんだ! うわあ、あっちもコッチも、なに人の命懸けの努力をムダにしようとしてんのよ!
「やめて門川君!」
無我夢中であたしは門川君の体に覆い被さり、勢いをつけてドッと地面に押し倒した。
彼の手が、ちょうどあたしたちの体の間に挟まれて印が崩れて、集中しかけていた攻撃の気が消滅していく。
焦った門川君が、あたしの体の下で身じろぎしながら大声で喚いた。
「どきたまえ天内君! キミの体が重すぎて印が組めない!」
「いやだ!」
めっさ失礼なこと言われた気がするけど、どかない!
あたしは門川君の体に両手両足でしがみつき、ガッチリとホールドした。


