それにね、しま子を見捨てるわけにはいかないんだ。
しま子は、あたしのことを何度も何度も守ってくれた。
そのせいで何度死にかけようとも、どんなに悲惨な目に遭おうとも、何度でも何度でも、あたしを守ってくれた。
なのにここで、あたしが自分の命を惜しんで逃げ出すわけには絶対にいかないんだよ!
―― スッ……
渦巻く竜巻が、とつぜん消滅した。
ずっと鼓膜に響いていた地鳴りのような爆音が、嘘みたいにピタリと止んで、代わりにシーンと不気味な沈黙が走る。
同時に彼の足元の術陣の輝きが、ひときわ強烈な光を四方に放ち始めて、あたしは青ざめた。
術陣が完成してしまった! 次に彼の口から言霊が発せられたら、もう終わりだ!
そう直感したあたしは、無我夢中で立ち上がっていた。
とたんに激痛が体を突き抜け、また脳みそと筋肉がパニックを起こして、全身がビクーンと硬直する。
泣く気もないのに痛みに対する条件反射で、見開いた両目から涙が勝手に噴水みたいに迸った。
……う……おおぉぉ! 負けるなあたしぃ!
ここで自分に負けたら女がすたる! ここで根性見せずに、いつ見せるってんだ!
「うああおぉぉ―――――!!」
全精力を振り絞り、奇声を発しながら、あたしは門川君に向かって突っ走った。
しま子は、あたしのことを何度も何度も守ってくれた。
そのせいで何度死にかけようとも、どんなに悲惨な目に遭おうとも、何度でも何度でも、あたしを守ってくれた。
なのにここで、あたしが自分の命を惜しんで逃げ出すわけには絶対にいかないんだよ!
―― スッ……
渦巻く竜巻が、とつぜん消滅した。
ずっと鼓膜に響いていた地鳴りのような爆音が、嘘みたいにピタリと止んで、代わりにシーンと不気味な沈黙が走る。
同時に彼の足元の術陣の輝きが、ひときわ強烈な光を四方に放ち始めて、あたしは青ざめた。
術陣が完成してしまった! 次に彼の口から言霊が発せられたら、もう終わりだ!
そう直感したあたしは、無我夢中で立ち上がっていた。
とたんに激痛が体を突き抜け、また脳みそと筋肉がパニックを起こして、全身がビクーンと硬直する。
泣く気もないのに痛みに対する条件反射で、見開いた両目から涙が勝手に噴水みたいに迸った。
……う……おおぉぉ! 負けるなあたしぃ!
ここで自分に負けたら女がすたる! ここで根性見せずに、いつ見せるってんだ!
「うああおぉぉ―――――!!」
全精力を振り絞り、奇声を発しながら、あたしは門川君に向かって突っ走った。


