とたんにズクン!と強烈な痛みが、一気に全身に突っ走った。
あたしは「うぐぅ!」と唸り声を上げ、息をつめて顔を歪める。
こ、こんのぉ、痛みめぇぇ! なに勝手に人の体の中を、青春みたいに駆け抜けてんだっつーの!
通るんなら通行料払えぇ――!
あたしはブハッと息を吐き出し、歯を食いしばってズリズリとほふく前進を始めた。
傷がひどくて、とてもじゃないけど立ち上がることができない。でもどっちにしろこの暴風じゃ、起き上がったら吹っ飛ばされそうだ。
うぅ、体を動かすたびに、どこもかしこもすんごい痛みが走って、全身が爆発しそう。
痛い! 痛い! 体中を灼熱の棒でグルグル掻き回されてるみたい!
それでもあたしは唇をグッと噛みしめ、ポロポロ涙をこぼしながら前を向き、必死に進んだ。
草をつかみ、土に爪を立て、足で地面を掻いて、ヒィヒィ泣きながら前進していく。
そうしてあたしはなんとか、絹糸の横までたどり着いた。
絹糸は地面に大の字に伏せて、ヒラメみたいにビターッとくっついたまま、身動きできない状態。
まんまディズニーアニメのギャグシーンなんだけど、本人はかなり本気で必死だと思う。
それにしても、即死しなかったのがラッキーなほどの重傷を負いながら、あたしがこんなに動けているのは子猫ちゃんのおかげだ。
それもこれも、子猫ちゃんをチームに参加させることを決断した絹糸のおかげだよ!
「き、絹糸」
「なんじゃ!?」
地面と一体化している体勢のまま、絹糸があたしの呼びかけに叫び返してくる。
「あ、ありがとね」
「この状態でいったい何を感謝されておるのかまったく分からんが、とりあえずお前が生きててよかったわい!」
「うん、あたし、まだ死んでらんない。だってあたしが、守らなきゃ」
そう言って門川君に向かってほふく前進を続けるあたしに、絹糸が悲鳴混じりの声を上げる。
「小娘、なにをするつもりじゃ!? 危ないマネはよせ!」
あたしは「うぐぅ!」と唸り声を上げ、息をつめて顔を歪める。
こ、こんのぉ、痛みめぇぇ! なに勝手に人の体の中を、青春みたいに駆け抜けてんだっつーの!
通るんなら通行料払えぇ――!
あたしはブハッと息を吐き出し、歯を食いしばってズリズリとほふく前進を始めた。
傷がひどくて、とてもじゃないけど立ち上がることができない。でもどっちにしろこの暴風じゃ、起き上がったら吹っ飛ばされそうだ。
うぅ、体を動かすたびに、どこもかしこもすんごい痛みが走って、全身が爆発しそう。
痛い! 痛い! 体中を灼熱の棒でグルグル掻き回されてるみたい!
それでもあたしは唇をグッと噛みしめ、ポロポロ涙をこぼしながら前を向き、必死に進んだ。
草をつかみ、土に爪を立て、足で地面を掻いて、ヒィヒィ泣きながら前進していく。
そうしてあたしはなんとか、絹糸の横までたどり着いた。
絹糸は地面に大の字に伏せて、ヒラメみたいにビターッとくっついたまま、身動きできない状態。
まんまディズニーアニメのギャグシーンなんだけど、本人はかなり本気で必死だと思う。
それにしても、即死しなかったのがラッキーなほどの重傷を負いながら、あたしがこんなに動けているのは子猫ちゃんのおかげだ。
それもこれも、子猫ちゃんをチームに参加させることを決断した絹糸のおかげだよ!
「き、絹糸」
「なんじゃ!?」
地面と一体化している体勢のまま、絹糸があたしの呼びかけに叫び返してくる。
「あ、ありがとね」
「この状態でいったい何を感謝されておるのかまったく分からんが、とりあえずお前が生きててよかったわい!」
「うん、あたし、まだ死んでらんない。だってあたしが、守らなきゃ」
そう言って門川君に向かってほふく前進を続けるあたしに、絹糸が悲鳴混じりの声を上げる。
「小娘、なにをするつもりじゃ!? 危ないマネはよせ!」


