からっぽの、こころ。
からっぽの、からだ。
なにも無いわたしに、どうか、ください。
すべてと、すべての、はじまりを。
『しかたないなぁ。じゃあね、名前をつけてあげるよ。アンタは今日から……』
わたしは、今日から?
『しま子、だよ』
…………!!
わたしは、しま子!
しま子の、はじまり!
『とっても可愛い名前でしょ? あたしは里緒だよ。よろしくね』
りお。りお。
あなたの、ふたつの丸い目が、やわらかく細くなって、わたしをじっと見つめている。
あぁ、それは、なんてステキ。
『しま子。うーん、我ながらいいネーミングだなぁ。し・ま・子!』
白い歯の見える口が、くりかえす、声。
あなたがわたしに、くれた物。
それは、しま子という名まえ。
あなたの細い目と、白い歯。
そして、なにより……
『りお』が、わたしの、『すべて』ということ。
だいすき。りお、だいすき。
それがわたしの、すべてです。
わたし、わすれない。
今日を、わすれない。
ぜったい、ぜったい、わすれない。
わすれ、な、い……。
からっぽの、からだ。
なにも無いわたしに、どうか、ください。
すべてと、すべての、はじまりを。
『しかたないなぁ。じゃあね、名前をつけてあげるよ。アンタは今日から……』
わたしは、今日から?
『しま子、だよ』
…………!!
わたしは、しま子!
しま子の、はじまり!
『とっても可愛い名前でしょ? あたしは里緒だよ。よろしくね』
りお。りお。
あなたの、ふたつの丸い目が、やわらかく細くなって、わたしをじっと見つめている。
あぁ、それは、なんてステキ。
『しま子。うーん、我ながらいいネーミングだなぁ。し・ま・子!』
白い歯の見える口が、くりかえす、声。
あなたがわたしに、くれた物。
それは、しま子という名まえ。
あなたの細い目と、白い歯。
そして、なにより……
『りお』が、わたしの、『すべて』ということ。
だいすき。りお、だいすき。
それがわたしの、すべてです。
わたし、わすれない。
今日を、わすれない。
ぜったい、ぜったい、わすれない。
わすれ、な、い……。


