その緊迫した様子に、あたしは勢い込んだ。
「もしかして門川君が見つかったの!? アイツどこにいんのよ!?」
「……そんなバカな……。だがこの気配はたしかに……」
「バカ? いや、門川君がバカなのはもう知ってるから! それよりどこにいるのか教えて!」
絹糸の背中の毛が、いきなりビビッと立ち上がった。
宙を見据えた金色の両目は明らかに狼狽していて、普段は冷静な絹糸がひどく動揺しているのが伝わってくる。
その異様な雰囲気に、この場の全員が緊張した。
「絹糸様? いかがなされましたか?」
「遥峰、お前は気がつかぬのか?」
「いえ、なにも」
「……皆、ついて来い!」
言うなり絹糸は塀から飛び降りて、一目散に駆けだした。
セバスチャンさんが間髪置かずに追いかけて、呆気にとられて出遅れたあたしたちが、ようやく走り出す。
「ちょとセバスチャンたらー! どこ行くんですのよー!?」
「絹糸様に聞いてください!」
「絹糸ー! どこ行くのー!?」
「わからぬ! じゃが、異形の気配がした!」
異形!?
ああ、そういえば現世にも異形はいるんだったっけ。
「でも薄い影みたいな力の弱いヤツなんでしょ? そんな慌てる必要ないじゃん」
「これはいつもの小物の気配ではない! かなり強大な異形じゃ!」
「え!?」
「こんな大物が暴れ出したら、この辺り一帯が血の海になるぞ! 急げ!」
「ええー!?」
なに!? 辺り一帯が血で染まるほど大物な異形!? なんで急にそんな強力なヤツが現れたの!?
「もしかして門川君が見つかったの!? アイツどこにいんのよ!?」
「……そんなバカな……。だがこの気配はたしかに……」
「バカ? いや、門川君がバカなのはもう知ってるから! それよりどこにいるのか教えて!」
絹糸の背中の毛が、いきなりビビッと立ち上がった。
宙を見据えた金色の両目は明らかに狼狽していて、普段は冷静な絹糸がひどく動揺しているのが伝わってくる。
その異様な雰囲気に、この場の全員が緊張した。
「絹糸様? いかがなされましたか?」
「遥峰、お前は気がつかぬのか?」
「いえ、なにも」
「……皆、ついて来い!」
言うなり絹糸は塀から飛び降りて、一目散に駆けだした。
セバスチャンさんが間髪置かずに追いかけて、呆気にとられて出遅れたあたしたちが、ようやく走り出す。
「ちょとセバスチャンたらー! どこ行くんですのよー!?」
「絹糸様に聞いてください!」
「絹糸ー! どこ行くのー!?」
「わからぬ! じゃが、異形の気配がした!」
異形!?
ああ、そういえば現世にも異形はいるんだったっけ。
「でも薄い影みたいな力の弱いヤツなんでしょ? そんな慌てる必要ないじゃん」
「これはいつもの小物の気配ではない! かなり強大な異形じゃ!」
「え!?」
「こんな大物が暴れ出したら、この辺り一帯が血の海になるぞ! 急げ!」
「ええー!?」
なに!? 辺り一帯が血で染まるほど大物な異形!? なんで急にそんな強力なヤツが現れたの!?


