呼吸を整え、心を落ち着かせながら、あたしは自分の戦闘意欲を一本の矛のように研ぎ澄まそうとした。
ところが……
「あ、あれ? なんで?」
ちっとも精神を集中できない。
通常だったら、もうとっくに体中の血が燃えるように熱く感じられるはずなんだけど。
気合いだけが空回りする感じで、体からダラーっと力が抜けて、まったく気持ちに反応してくれない。
ひょっとして、まだ体が痺れているせいもあるんだろうか?
……いや、たぶんそれだけじゃない。
力を高めようとするたびに、異様に気怠い感覚が、胃の奥あたりからゾワゾワ湧き上がってくる。
全身を駆け巡ろうとするあたしの戦闘意欲に、その気怠さが蓋をして、炎を鎮火させていく感じだ。
ひょっとして、さっき飲み込んじゃった水のせい? まさかこんな作用があったなんて。
どうしよう! これじゃ戦えないじゃん! いまこの場で戦えるのって、あたししかいないのに!
ひたすらアセっている間に、水園さんはどんどん追い詰められて、みるみる両者の距離が詰まっていく。
「水園さーん! 攻撃系アイテムとか持ってないの!?」
懸命に叫ぶあたしの声に、水園さんはなんの反応も示さない。
ああ、やっぱり結界越しには声が届かないんだ!
それにいくら攻撃アイテムを持っていたとしても、戦った経験がないんじゃ使えないのかもしれない。
「戦えないなら逃げて! 泳ぎは得意なんでしょ!? カッ飛ばして逃げてー!」
ところが……
「あ、あれ? なんで?」
ちっとも精神を集中できない。
通常だったら、もうとっくに体中の血が燃えるように熱く感じられるはずなんだけど。
気合いだけが空回りする感じで、体からダラーっと力が抜けて、まったく気持ちに反応してくれない。
ひょっとして、まだ体が痺れているせいもあるんだろうか?
……いや、たぶんそれだけじゃない。
力を高めようとするたびに、異様に気怠い感覚が、胃の奥あたりからゾワゾワ湧き上がってくる。
全身を駆け巡ろうとするあたしの戦闘意欲に、その気怠さが蓋をして、炎を鎮火させていく感じだ。
ひょっとして、さっき飲み込んじゃった水のせい? まさかこんな作用があったなんて。
どうしよう! これじゃ戦えないじゃん! いまこの場で戦えるのって、あたししかいないのに!
ひたすらアセっている間に、水園さんはどんどん追い詰められて、みるみる両者の距離が詰まっていく。
「水園さーん! 攻撃系アイテムとか持ってないの!?」
懸命に叫ぶあたしの声に、水園さんはなんの反応も示さない。
ああ、やっぱり結界越しには声が届かないんだ!
それにいくら攻撃アイテムを持っていたとしても、戦った経験がないんじゃ使えないのかもしれない。
「戦えないなら逃げて! 泳ぎは得意なんでしょ!? カッ飛ばして逃げてー!」


