神様修行はじめます! 其の五

―― ザワザワザワ……!


 しゃべっている間にも、侵食音がどんどん大きくなってきた。


 食われた分、結界が薄くなっているんだ。穴が開いたらどうしよう。宇宙空間はすぐそこだよ!


「誰か、戦える者はいないのか!? お前たちは私と違って、戦い慣れているのだろう!?」


 クレーターさんがキンキン声で叫んだ。


「この異形を倒せば済む話だ! 早くせんと、水園が殺されてしまう!」


「戦うったって、なにが弱点でどう戦えばいいのか、わかんないんだってば!」


「ええい、まったく頼りにならん娘だ! こういうときは勢いで押すのだ勢いで!」


「初心者は黙ってて!」


 あたしも負けずにキンキン声を出して、クレーターさんと怒鳴り合う。


 もーホンット、この人ってめんどくさい!


 いるんだ。こういうタイプ。現場知らないリーダーに限って、やたら知ったかぶりして口出ししたがるのよ。


 結界食べる異形なんて珍種、初めて対戦するんだもん。


 ヘタな攻撃して反撃くらって、こっちが致命傷負ったら目も当てられないっての!