久遠の絆

蘭はへなへなとその場に座り込んだ。


「なんで、ナイルターシャさまが……?」


自分は彼女の代わりに、シド・フォーンに囚われたはずだった。


それなのに、どうして彼女がここにいるのか。


虚ろな目をナイルターシャに向けたまま、蘭は惚けたように口を開けていた。


誰かが部屋を出て行く気配がした。


それを確かめる気力も出ないまま、蘭はしばらく呆然としていた。