親愛なる君が人魚であるはずがない


じっと見つめるとアーサーは項垂れて姫の隣に腰を下ろしました。


「僕は末の王子で…愛人の子供だから大臣たちに疎まれていてね」


(侍女に聞いたよ、継承権がない王子だって)


姫にも腹違いの姉妹がいました。

しかし姫とはいえ彼は男。


継承権はカレン姫にありました。

しかし姫には全うしなければならないストーリーが生まれながらに決まっています。


姉妹達や父母を裏切ってここまで来ました。

もう後戻りはできません。