GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~

「痛ーっ!」

私の机に額を激突させた瀬里が叫び、その音と彼女の絶叫でクラスの皆がこっちを見た。

「瀬里、どうしたの?!大丈夫!?」

「お前、どんだけ深いお辞儀してんだよ。保健室いけ!」

「きゃー!瀬里、腫れてきたよ?!デコッパチになってるよ?!」

「行くよ、保健室。少し冷やそう」

「や、あの、七海ちゃん、私、大丈……」

…………。

あれよあれよという間に、クラス一面倒見のいい村田七海が瀬里の腕を掴み、教室を出ていってしまった。

……騒がしい子……。

どうでもいいけど。

私は瀬里の消えていった教室のドアをチラッと見たあと、小さく息をついた。