GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~

だって、私のこの気持ちを彼に刻み付けて煩わしい思いをさせるのも、重荷になるのも嫌だ。

カグヤさんに言われたように、それ相応の相手じゃない翠狼とは結ばれない。

私はありったけの笑顔でカグヤさんに言った。

「好きじゃないです。私は彼を好きじゃない。それに雪野さんにはカグヤさんがお似合いです」

泣きたくない、出てくるな涙!

まだダメ。泣いたらもう止まらなくなる。

門を出て、待ってもらっていたタクシーの中で、私はついに頬を伝った涙を拭いた。

心の中で翠狼にさよならって言いながら。


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翌日。

午後から開かれた『さよなら会』は凄く楽しかった。

ほんの二時間の間だったけど、音楽をかけ、みんなでお菓子を食べたり記念写真をとったりして普段は受験のために参考書ばかり見ているクラスメートも笑っていた。