GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~

ネカフェにでも……。

その時、左側から瀬里の声がした。

「あのあの、藍ちゃん……」

学校の塀と電信柱の間に立っていたらしい瀬里がヒョコッと姿を見せる。

「瀬里……」

どうやら私を待っていたみたいだった。

「あの、藍ちゃん、朝の話なんだけど……」

脇を通った自転車の生んだ風が瀬里の前髪をフワリと浮かせると、そこに真っ白な何かが貼り付けてあった。

……朝、私の机に頭突きした時の……。

「……大丈夫?」

「瀬里」

ちょうどその時、私の声に男性の声が重なり、瀬里が弾かれたように声のした方を振り返った。