「……そうなんだ」

「藍ちゃん、もし行ったらレビュー待ってる」

「……分かった……」

……そうだ。

断ると怪しまれるかもしれない。会うなら、こういう人目の多い場所なら安心な気がする。

その後は疲れたのを理由にして、帰ってすぐに寝るって言えばいい。

それに……確かめたい、律の眼を見て。

本当に私を愛していないのか、確かめたい。

昨日の話を聞いてしまった私は、もうなにも知らなかった頃には戻れないのだ。

なら、ちゃんと見極めなきゃならない。

私は大きく深呼吸すると、律への返事を書くため、スマホをタップした。