あと一欠片のピース




まあいいや、お昼だから電気がなくたって全然大丈夫。


そう思い、淡々と階段を登っていたのだが、自分の教室のある三階まで登った時にはわたしは首を傾げていた。



「おかしいな」



そう、おかしいのだ。


何がどうおかしいのかというと、どこの教室も静かなのだ。


人の気配がしないのだ。


それでも、きっと何かの間違いだったり、何かあったのだと無理やり思い込んで、わたしは自分の教室に向かって歩いた。



「おはようございます、って言っても意味ないか」



教室に入ると、やっぱり誰1人いなかった。


黒板を見てみると、既に次の月曜日が書いてある。



「あー、そっか」



黒板の横にかかっているカレンダーを見て、どういうことなのか発覚した。



「今日って祝日なんだっけ」



ということは、そもそも今日は登校日ではなかったのだ。


だったら、なぜ茜や千から『今宵、今日は学校来ないの? どうした?』という連絡があったのだろうか。



「あーもう。わけわかんない」



せっかく頑張ろうと思っていた気持ちが一気に萎えた。


また昨日みたいにわたしをひとりぼっちにして、わたしを嵌めようとしているのか。


そうだったら、相当嫌だ。


友達やめたいレベルで嫌だ。