「で?」 「で?じゃないですよ!!」 「ほら、角の方に緑川先輩の手が写ってます」 「だって隣にいたし」 何をいまさら、茜に手を引かれてこっちに来たのはお前らもだろう。 「無意識に追っちゃってるんですよ、視線で緑川さんのこと!」 「全部の写真に必ず先輩がいるとかわりと恐怖ですよ!?」 「えぇ…すごく理不尽」 話せば話すほど自分の認識と後輩の想像が噛み合わず、話がまとまらない。 そもそも、なんで俺は事情徴収もどきを受けているのだろう。