僕達二人は五十八号線を南下した。


彼女は警察が来るからと笑いながらスピードをどんどん上げた。


太陽は眩しく彼女も黒いサングラスを掛けている。



海は綺麗で僕達はまだまだ馬鹿をやれる歳で良かったと思えた。

今日は北谷に行って飲んで踊るかと言うと彼女は笑いながら答えた。


「メキシコに逃げようぜ!!でしょう?メキシコに逃げたら何もかも忘れて騒ごう!!」



僕はその答えに笑いながら答えた。


「メキシコに逃げようぜ!!」