僕が二つのレイバンのサングラスを掛けたり外したりしているとお客が二人入って来た。


僕は一つを戻すと素早くもう一つをジーンズに差し込みTシャツで隠して外に出た。


外に出ると変に急がず車に歩こうとしたが、店から女性の店員が出て来て僕を止めた。


どうもさっき入ってきた客が見ていたようで店員に教えたらしかった。


僕は内心は焦っていたが眩しい太陽の下では、開き直りも早かった。

女性の店員はサングラスをと言いかけたが、完全に確信はまだ持ってないようだった。


僕は女性の店員を正面から堂々と見ると何か?と威圧的な声を出した。


相手は確信をまだ持っていない。


それが僕の自信になった。


その時車の大きなクラクションが鳴った。


それも改造してる為にその大きさは町中に響いてヤンバルクイナも飛ぶのではって位の勢いだった。


彼女の仕業だった。


僕はそれじゃと女性の店員に手を挙げると彼女がまだ鳴らしてる車に素早く乗った。


彼女はスピードを一気に上げると国道まで出た。


僕はサングラスを出すと値札を外して掛けた。


彼女は笑いながらカッコいいねと言った。


僕は、お前の方が凄かったよと笑い返して軽くキスをした。


確かに彼女の機転のお陰で助かったのだ。


僕はブルーのサングラスを通して海を見た。

海は更に青さをまして綺麗に見えた。

それは危なく馬鹿馬鹿しい事を成功させた事で開放感もあったからかそういう風に見えたのだろう。