◆
月曜日。
瑞季くんのことが気になってしょうがなくて早く目が覚めた。
今日は瑞季くん、来る……よね。
ドキドキと朝から心臓が落ち着かないまま教室のドアを開けると、
着いたのがいつもより少し早いせいか、席に座っているのはたったの3人だけだった。
すると、そのうちのひとりが急に後ろを振り向いたかと思うと、
「おはよ」
そう言って爽やかに笑う。
相手と視線がぶつかってから初めて
私に向けて発せられた言葉だと気づいた。
「お、おはよう……」
あいさつを返した私の声は、明らかに動揺しているのがバレバレで、小さく震えていた。
金曜日に引き続き、瑞季くんの親友である山崎遼平くんに話しかけられたことに、ひどく戸惑っていて。
「ちょっと隣いい?」
そう言って立ち上がったかと思うと、静かにこちらにやって来て
返事も聞かないまま私の隣の席に腰を下ろすものだから軽くパニックに陥ってしまう。
月曜日。
瑞季くんのことが気になってしょうがなくて早く目が覚めた。
今日は瑞季くん、来る……よね。
ドキドキと朝から心臓が落ち着かないまま教室のドアを開けると、
着いたのがいつもより少し早いせいか、席に座っているのはたったの3人だけだった。
すると、そのうちのひとりが急に後ろを振り向いたかと思うと、
「おはよ」
そう言って爽やかに笑う。
相手と視線がぶつかってから初めて
私に向けて発せられた言葉だと気づいた。
「お、おはよう……」
あいさつを返した私の声は、明らかに動揺しているのがバレバレで、小さく震えていた。
金曜日に引き続き、瑞季くんの親友である山崎遼平くんに話しかけられたことに、ひどく戸惑っていて。
「ちょっと隣いい?」
そう言って立ち上がったかと思うと、静かにこちらにやって来て
返事も聞かないまま私の隣の席に腰を下ろすものだから軽くパニックに陥ってしまう。



