ぼんやりと、早く終わらないかなぁ
なんて考える。
瑞季くんのこと、あんまり考えたくない。
「あたし達の席、後ろの壁側みたいだよ」
友香ちゃんが紙を確認して教えてくれる。
友香ちゃんとは普段の化学の席も一緒。気軽に話せる人が同じ班にいるって心強い。
中に入って指定された席につこうとしたら、
「あさひちゃん」
と後ろから呼び止められた。
葛西くんだ。
「奇遇だね、俺と一緒の班だよ」
「そうなの?」
「うん。よろしくね」
にこっと爽やかな笑顔を投げかけられると、やっぱりこの人はかっこいいなぁと思う。
あくまでも客観視した意見だけど、前にも感じたように、まとってる空気は瑞季くんと似たものがある。



