「……あ、座席表でてるよ」
気づけば化学室の手前まで来ていて、友香ちゃんが指さす方には人だかりができていた。
背の高い男子たちが囲んでいるから、近くに行って確認することはできない。
それにしても研究授業の直前に座席表を貼り出すなんて白井先生はほんとに余裕がないというか、テキトウというか。
席のことは、私が前もって確認しておくべきだったかなと反省した。
「うわ、グループまで合同かよ」
「窮屈そー」
聞こえてきた会話から、席は2組の人たちと一緒になってることを把握した。
少し手前の方から、「矢代くんと一緒だ……!」っていう女の子のはしゃいだ声も聞こえてきた。



