幼なじみのフキゲンなかくしごと



瑞季くんの指先がゆっくりと伸びてくる。



再びベッドが軋んで、体がビクッと反応する。
私を見つめる瞳が熱っぽくて、どうしようもなく胸が高鳴る。



慌てて顔をそむけると、頬に触れそうだったその手は直前のところで動きを止めた。



「なんで、されるがままなんだよ」


「えっ?」


「こーいうとき、普通は抵抗する。てか、しろよ。どんな状況かわかってんの?」



さっきと同じように、また睨んでくる。



「黙って大人しくして……。俺が好きだから? それとも、男だったら誰にでもこうなのか」



まるで私を攻めるように、次から次へと言葉を吐き出す。



「……風邪、うつっても知らないから」



その言葉にふと我にかえる。


……そうだ。瑞季くんは風邪をひいているんだ。

今だって、すごく苦しそうで……。



「あの、えっと……大丈夫?」

「は?」

「なにか、してほしいこととか。ない……?」