返事は返ってこない。
でも、「嫌い」とも言わず、ただ黙ったまま、無表情に私を見下ろす。
「……全部、どうでもいいって。投げ捨てられたら楽なのに」
視線を斜めにそらしながら、瑞季くんは自嘲気味に笑う。
それは……どういう意味?
「俺の気持ちなんて、俺だけが知ってればいい」
「……瑞季くん?」
「あんまり……そんな真っ直ぐな目で、俺を見ないで」
そんな掠れた声が聞こえたかと思うと。
ぐっと、再び体重がかかった。
体の距離がゼロになって、布越しに暑い体温を感じる。
「お前がすきとか言うから 」
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