瑞季くんの声。 ひたすらに静かな空間に、二人きりで。 体、あっつい。ドクドクって脈を全身で感じる。 「こっち、来て」 その甘い響きに “ あさちゃんはまだ、何も知らないんだもんね ” さっきの依吹くんの言葉も全部 何もかもかき消されて。 「今日だけは、」 と瑞季くんが言った。 「許して、あさひ」