車内はこれでもかってくらい暖房が効いてて、瑞季くんの熱がうつったみたいにぼうっとしてくる。 瑞季くんは。 『許して』なんて、何に対して言ってるんだろう。 瑞季くんの考えも気持ちも、やっぱり全然分からない。 知りたいと思ったけれど ぐったりとした彼を見ると言葉につまって 結局、家に着くまで何も口にすることはできなかった。