幼なじみのフキゲンなかくしごと



微笑んだまま軽く会釈をして、運転席に乗り込む生駒さん。


言われた言葉の意味に頭が追いつかない。




「……え? どういうこと」


「今夜は俺の家に泊まるってこと」


「っ」



え、待って。待って。待って。


何をさらりと。

学校で、あんな扱いしておいて。

いきなりお泊り……?




「意味、わかんないよ……」


「……」


「だって瑞季く」


「もう黙れ、頭痛い」



私の言葉を遮ると、瑞季くんはシートにもたれ掛かって瞳を閉じた。