そう言って睨んでくるけど、この前みたいに乱暴に振り払ったりはしてこない。 やっぱりおかしい。 熱すぎるもん。 いつも、氷みたいに冷たいくせに。 「何でそんな泣きそうなの」 「だって瑞季くんが、心配……」 「……」 私から目を逸らす瑞季くん。 はぁーっと深いため息をついたあと 「最悪」 ぽつりと、そうこぼした。