その日の夜は前から言っていた里芋の煮っころがしだった。
お風呂に入り、朋ちゃんに薬を飲んでもらうと、
すぐに寝てしまった。
久々に人と関わったのもあるだろうし疲れたのだろう。
眠ってしまった!!!

先生にもいわれたが、さすがにしたい。
俺の息子ちょっと限界かも。
でも、何かを気にしてるとの言葉が気にかかる。

幸いにもベッドはワイドダブル。
自分も寝ようと明日の準備だけ済ませ、横に寝る......が気づいてもない。

そっと寄り添い寝ようとしたら、
ひょぇ?
っと変な声がしたので見ると、朋ちゃんが固まっている。

「あ、寝てたし......
その、一緒に寝るのはいいかなって......ダメだった?」

何で言い訳してんだ俺!

そのまま無言で朋ちゃんは水をのみに行き、
戻ってくるも、離れる......

何だか物凄く悪いことしているうな気分になってきたので、
自分のベッドに戻ろうとしたら、Tシャツをつかんでいるので、
そのまま横になる。

それでも眠気に勝てなかったのか、朋ちゃんは寝てしまい、
そのまま朝を迎える。
でも進歩だと思い、拒否されてないことにも安堵した。