*
十六時の会議室。正面に私と三浦さん。向かいに神谷さんと川西さんが座る。
仕事の内容を告げた三浦さんが、このプロジェクトのまとめるのは和賀さんにお願いします、と宣言すると、向かいに座る女子社員ふたりが、軽く眉を寄せた。
「というわけで、ほら、和賀さん、挨拶」
「はいっ」
促されて立ち上がる。
「初めてのプロジェクトリーダーで至らないところもあるかもしれませんがよろしくお願いします」
「……はーい」
ぽつぽつとふたりからはまばらな拍手が返ってくる。
なんとなくだれた空気を締めるように、三浦さんが張りのある声で言った。
「進捗チェックなんかは私も加わります。三人は同期だと思うけど、彼女は既存システムを作ったときにも参加してもらっていたので、リーダーとしては一番適任だと思うの。実力の差はほとんどないと思っているから、少人数でのチームになっています。三人で協力して、いいものに仕上げてください。既存システムの部品化作業のほうを神谷さん。新規システムのほうを川西さんメインで、和賀さんは全体を見つつ状況に合わせてサポートに入ってください。じゃあ後の仕切りは和賀さんお願い」
「は、はい」
やっぱり三浦さんは気遣いの人だ。フォローが抜かりないよね。
三人とも同期だって考えたら、やっぱりどうして私がリーダーなのかって不満に思うの当たり前だもん。
十六時の会議室。正面に私と三浦さん。向かいに神谷さんと川西さんが座る。
仕事の内容を告げた三浦さんが、このプロジェクトのまとめるのは和賀さんにお願いします、と宣言すると、向かいに座る女子社員ふたりが、軽く眉を寄せた。
「というわけで、ほら、和賀さん、挨拶」
「はいっ」
促されて立ち上がる。
「初めてのプロジェクトリーダーで至らないところもあるかもしれませんがよろしくお願いします」
「……はーい」
ぽつぽつとふたりからはまばらな拍手が返ってくる。
なんとなくだれた空気を締めるように、三浦さんが張りのある声で言った。
「進捗チェックなんかは私も加わります。三人は同期だと思うけど、彼女は既存システムを作ったときにも参加してもらっていたので、リーダーとしては一番適任だと思うの。実力の差はほとんどないと思っているから、少人数でのチームになっています。三人で協力して、いいものに仕上げてください。既存システムの部品化作業のほうを神谷さん。新規システムのほうを川西さんメインで、和賀さんは全体を見つつ状況に合わせてサポートに入ってください。じゃあ後の仕切りは和賀さんお願い」
「は、はい」
やっぱり三浦さんは気遣いの人だ。フォローが抜かりないよね。
三人とも同期だって考えたら、やっぱりどうして私がリーダーなのかって不満に思うの当たり前だもん。



