「ねぇ、快斗。」


「ん?」


「……無駄な喧嘩とか、あんまりしないでね?」


「あのねぇ、桜子ちゃん。俺を誰だと思ってるの?
ブラスパNo.3の大津快斗だよ?
負けることなんかありえないから!」


……いや、だからやるなって言ってるんだけど?
わかってますか?

ま…暴走族に期待するほど私もバカじゃないけどさ…


「桜子ちゃんのことは俺が絶対守るからね?
蓮じゃなくて。」


「……黒崎くんに守ってもらう義理はないから。」


ちゃんと毎日一緒にいてくれるのは快斗だもんね。
おかげでもヤンキー女には絡まれてないよ。


「急ご。あと10分しかないよ。」


「え!やば!」









━━そして、その夜


"フラれました。"


暁斗くんからメールが届いたのであった。